JARAは適法かつ安全なエアライフル普及を使命とし、それを取り巻く3つの柱を掲げ、活動を行います。
・エアライフル輸入販売事業者間での安全、法的な基準、見解の統一
JARAでは各事業者間の合意的な見解を持って、適法な構造、安全な出力などのガイドラインを策定し、所持者が安全かつ安心して運用できるエアライフルの普及に努めます。
策定したガイドラインを輸入事業者および銃砲販売店に周知することで、永続的な市場発展を見据えた自主規制を行います。
加盟輸入事業者の販売する各種エアライフルにおいては、JARA独自に適法な構造、出力、安全性を検査、認定を行い、ガイドラインに即したものには認定マークを付与し、その情報を公開することで、所持者が安心して適法なエアライフルを購入できる販売体制を整えます。
また銃砲販売店に対し、安全啓蒙、違法改造および過度なハイパワー化防止を目的として、エアライフルの正しい知識、最新の情報を発信し、技術指導を行います。
・エアライフル所持者への安全知識の啓蒙と射撃技術向上の推進
エアライフルの構造は装薬銃とは大きく異なり、安全管理や運用方法も独自の知識が必要とされます。しかしながら現状の銃砲所持許可や更新で行われる講習は装薬銃を基準としたものであり、実際にエアライフルを所持するために必要な知識が不足しております。
JARAでは専門知識をもって全国で独自の勉強会や射撃会を開催し、所持者へ正しいエアライフルの運用知識と射撃技術の習得を指導します。
参加者には参加証明書、参加回数に応じた認定証を発行し、特定の団体に所属しない個人所持者を減らすとともに所持者同士の交流の場を提供することで、エアライフルの楽しさを広く普及してまいります。
また狩猟者に対しても、ハンター保険やデジタル化した狩猟マップの提供など、エアライフル猟を安全に楽しむための積極的なサポートを行います。
・関係各庁との交渉窓口
エアライフル所持に関わる各種法律は、エアライフルの進化に伴い、構造や運用にまつわる銃刀法や高圧ガス保安法など、適法性の解釈が複雑化しております。
所持許可における適法性の解釈も担当所轄により判断が異なる現状があり、それらにより銃砲販売店も一律で明確に判断できない状況となっております。
JARAは加盟団体の各種エアライフルの情報を上記認定により正確に把握し、統一された基準と見解を持つことで、各省庁および所轄の対応窓口として活動し、銃砲販売店が安心して適法なエアライフルを販売できる環境を整備します。
また今後の健全な市場発展のために、各省庁に対し、より適切な法整備の提案を行います。